水いぼとは
主に幼児~小学校低学年の児童に発症しやすい皮膚疾患で、伝染性軟属腫ウイルスに接触感染することで発症します。
同疾患は、アトピー性皮膚炎を発症するなど皮膚バリア機能が低下している場合によく見られますが、そうでない場合でも夏場のプールで使用する浮き輪やタオル等を共有するなどして感染することもあります。
感染して発症すると直径1mmから10mm程度の水っぽくて光沢のある半球状の皮疹(水泡)が、単発あるいは複数集まってできるようになります。これが水いぼです。
発症部位については、手足や背中、腹部などによく見られます。
かゆみや痛みといった症状はほとんどありません。
患部に接触したり患部を触ったものを介するなどして、その数が増えることがあります。
治療につきましては、とくにこれといった治療をしなくても半年ほどで消える方もいます。
ただ乳幼児の兄弟がいる、スイミングスクールに通っている、保育園や幼稚園などに通園しているといったお子様がほとんどなので、感染防止のために水いぼを除去する治療を行うケースがほとんどです。